(所在地:東経139度9分23秒、北緯36度4分55秒)
●前編/建前まで
天文を趣味とする人なら一度は憧れる天体観測所を作りました。 といっても大工さんにお願いしたのですが、その製作過程をご紹介します。観測所の形式は大まかに天文台などでよく見られる半球型をしたドーム型と、一般住宅に似たつくりで屋根だけが横滑りして開くスライディングルーフ型があります、使用用途や費用の点から開放感のあるスライディングルーフに決めました。
自宅の埼玉県さいたま市(旧浦和市)から高速道路を使わずに2時間ほどで行ける観測場所を探していた時、ここ ちちぶ星の里 に来て眺望の良さや視界の開け具合、各観測所の皆さんの雰囲気がすっかり気に入り、星空の状態を確認もせずに決めてしまいました。片道75kmの距離で“満天”の星空は期待していませんでしたが、見たいと思えば日帰りできる気軽さが気に入りました。気になる最微等級ですが、何度か眼視で測ってみたところ、条件の良い時で5.9〜6.0等くらいでした。
建設作業は地元長瀞町のA大工さんにお願いしました。この「ちちぶ星の里」ですでに6棟ものスライディングルーフを手がけられていて安心して発注することが出来ました。工事は1988年の暮れも押し詰まった12月20日過ぎから始まり、同時期に発注されたもう1棟の観測所と共に、施工から竣工まで約2ヶ月で完成しました。観測所の名称は満天の星空からイメージして“銀河”と名付けました。
この牧場内の一角をお借りして 建てることができたのは、地元農協のご厚意によるものです。友人知人の中にもここに観測所を建てたいという人がいますが、残念ながら諸事情により現在は建てることができません。